今年最初に発見された新彗星C/2026 A1 (MAPS)。
2026年4月に太陽に極めて接近します。
太陽接近時に消失してしまうのではないかとか
無事通過すれば、白昼に見える光度まで明るく
なるのではないかと発見当初から話題になって
おります。
SNSで、この彗星のCOBSによる予報光度にて
光度曲線で最大-40等級という驚異的な予報が
話題になり、拡散されております。
この最大光度の見積もりは、懐疑的だという
意見も多く出ております。
今回は、新彗星C/2026 A1 (MAPS)について
触れてみます。
タイトル画像
注)タイトル画像の彗星は、C/2026 A1 (MAPS)
ではありません。
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C/2026A1(MAPS)について
発見: 2026年1月13日、チリのMAPSチーム(Alain
Mauryら)により、太陽から約2.056 AU離れた
位置で発見された。
クロイツ群のPeサブグループに属する長周期サン
グレーザー彗星で、公転周期は約850〜1174年。
軌道: 近日点距離わずか0.005〜0.006 AU(太陽表面
すれすれを通過する)。
近日点通過は2026年4月4〜5日頃、地球最接近は
約0.56 AU。
(無事に太陽面を通過すれば、地球最接近時は、肉眼
で見える明るい彗星になる可能性がある。)
現状: 現在は、15〜18等級と暗く、3月下旬以降に急増光
していくの可能性がある。
生存率(太陽面通過)は低く、近日点で蒸発・崩壊
のリスクが大きいと予報されている。
COBSの光度予報
COBSデータベースの同彗星の光度グラフでは、-40等級
(太陽の-27等級超え)になると予報発表されております。
COBSは、彗星観測データベース(Comet
Observation Database)の略称です。
COBSの概要
2010年にスロベニアのCrni Vrh Observatoryが開始した
無料のオンラインサービスです。
世界中のアマチュア天文家が彗星の視覚観測やCCD観測デ
ータを投稿・表示・分析できるプラットフォームになります。
現在、30万件以上の観測データ(1700種以上の彗星)を蓄積
し、ICQ形式で保存・エクスポート可能で、最大級の彗星デー
タベースとして知られております。
予報光度に懐疑的な意見も
COBSデータベースのグラフで-40等級(太陽の-27等級
超え)と出ていますが、SNS等で「ありえない」など懐疑
的な意見も多く出ております。
吉田誠一氏は、予測式(m1=12.5 + 5 logΔ + 10.0 log r)より
、ピーク時-2〜-4等級(金星級)と予報しております。
他にも楽観シナリオで前方散乱効果により-7等〜-12等(満月級)
も可能ですが、近日点0.005 AUの熱・潮汐力で崩壊リスクが高
く、生存すればSOHO衛星で観測される程度が妥当との見解を
する意見もあります。
この彗星は、現在15〜17等でバースト兆候あり、3月追加観測
で予報修正が進むことになるでしょう。
彗星の観測ポイント
この彗星の観測は、南半球方面が有利になります。
もし、近日点を無事に通過すれば、4月中旬の明け方薄明時に
尾を伸ばす姿を見せる事が期待されます。
肉眼や双眼鏡で楽しめ、バーストで予想外の明るさに化け
るかもしれません。
サングレーザーの「カミカゼ」軌道がスリル満点です。
日本からは低南天で挑戦的な観測になりそうです。
この彗星は、天文ファン必見の「一期一会の彗星」に
なりそうです。
まとめ
今年最初に発見された新彗星C/2026 A1 (MAPS)。
2026年4月に太陽に極めて接近します。
太陽接近時に消失してしまうのではないかとか
無事通過すれば、白昼に見える光度まで明るく
なるのではないかと発見当初から話題になって
おります。
SNSで、この彗星のCOBSによる予報光度にて
光度曲線で最大-40等級という驚異的な予報が
話題になり、拡散されております。
この最大光度の見積もりは、懐疑的だという
意見も多く出ております。
近日点通過まで、まだ数ヶ月あり、その間に
彗星の光度変化の観測情報が蓄積していくと
思います。
いずれにしても、今年の彗星の中で最も
注目度の高い天体です。
今後のこの彗星の動向もこのブログで
紹介していきます。

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