夜半を過ぎるともう夜空には夏の星座たちが輝いています。
夏の星座の代表であるへびつかい座には多数の球場星団が
見えます。
夏の夜空を彩る、へびつかい座の球状星団M9とM10。
今回はスマート天体望遠鏡「VesperaⅡ」を使って、
その美しさと撮影の楽しみ方を紹介します。
タイトル画像 M10 球状星団 VesperaⅡ 2025年6月5日
撮影者 静岡県 Jhosua氏
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M9:銀河中心に近い小型球状星団


M9 球状星団 みずがめ座 VesperaⅡの撮影 2025年6月5日撮影 撮影者 静岡県 Jhosua 氏
M9はへびつかい座の片隅に位置する球状星団で、夏の夜空では
やや控えめな存在感です。
しかし、その魅力は“銀河中心に最も近い球状星団のひとつ”と
いう点にあります。
比較的小型で、視直径は約7.7分、明るさは7.7等級。距離は
約25,800光年とされています。
- 小型ながら星が密集しており、中心部の輝きが印象的です。
- 銀河の中心付近にあるため、背景の星々とのコントラストが
- 大変美しいです。
- 双眼鏡や小型望遠鏡でも淡いながらその姿を確認でき、撮影では
- 中心部の密度感が際立ちます。
M10:明るく大きな“花火”のような星団


M10 球状星団 へびつかい座 VesperaⅡの撮影 2025年6月5日撮影 撮影者 静岡県 Jhosua 氏
M10はM9と比べて明るく、直径も大きい球状星団です。
距離は約14,300光年、直径は約83光年、明るさは7.3等級。
- 星が密集した典型的な球状星団で、双眼鏡でも楽しめる明るさ
- です。
- 星団内部は淡いピンク色に、外部は淡い青色に見えることもあり、
- 中心部には黄色い“花火”のような輝きが印象的です。
- 周辺に3つの恒星があり、星団をピラミッド状に囲んでいるよう
- に見えるのも特徴です。
- M9よりも大きく明るいため、撮影時にはよりダイナミックな姿を
- 収めやすい。
VesperaⅡでの撮影体験とコツ
VesperaⅡのようなスマート望遠鏡を使えば、都市部でも手軽に
球状星団の美しさを記録できます。
- 設置とアライメントが簡単:自動導入機能でM9やM10をすぐに導入可能。
- ライブスタック撮影:露光時間を重ねることで、淡い星々までくっきり描写。
- 25分程度のスタックで十分美しい画像が得られます(他機種例ですがVesperaⅡ
- でも同様の効果が期待できます)。
- 都市部でもOK:光害下でも中心部の輝きや星の密集感をしっかり記録できます。
- 画像処理でさらに美しく:撮影後、画像処理で星団の色味やコントラストを調整
- すると、M10の“花火”のような中心や、M9の密集した星々がより際立ちます。
まとめ
M9は“銀河中心に近い小型星団”としての奥深さ、M10は“明るく大きな花火”のような
華やかさが魅力です。
VesperaⅡを使えば、どちらも手軽に美しく撮影でき、星団ごとの個性をじっくり味
わえます。
夜半からこれからの夏の夜空にて、ぜひあなたもVesperaⅡでへびつかい座の球状星団
を撮影してみてください!
撮影画像の提供を頂いた静岡県のJhosua氏には
誌面にて感謝します。
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