社会健康医学という聞き慣れない言葉ですが、「社会を
健康にするための医学」を指します。
これまでは「公衆衛生学」という用語を用いてきましたが
ビックデータサイエンスや遺伝子医学の最新領域も加え
「世界をもっと健康にする」という意気込みも加えられ
います。
今回は「社会健康医学」について紹介していきます。
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社会健康医学とは
社会健康医学は、個人の健康だけでなく、社会全体の健康をどう高めて
いくかに焦点を当てる学問分野です。
従来の医学が「治療」に重きを置くのに対し、社会健康医学は「予防」や
「健康づくり」、そして「健康格差の縮小」など、より広い社会的課題に
取り組むことにあります。
社会健康医学への取り組み
社会健康医学は、3つの3本柱から成り立ちます。
ここ数年のコロナ渦を例にしますと
1.医師、看護師、薬剤師などの医療専門職の力による治療
2.コロナ治療薬やワクチンの開発には免疫学、薬理学などの
基礎医学研究が必要
3.3密を避け、マスクや手洗いを行うという保健師や行政の
発信
臨床医学、基礎医学、社会健康医学の3本柱が揃って
初めてコロナ渦の対策が成り立っていきます。
- ■日本は世界トップクラスの平均寿命・健康寿命を誇るが、その裏で
- 生活習慣病や健康格差の拡大といった課題も顕在化している。
- ■健康長寿社会の実現には、個人の努力だけでなく、社会全体で支え合う
- 仕組みづくりが不可欠である。
■「健康日本21」など国の政策でも、健康寿命の延伸や健康格差の縮小、
生活習慣病の予防、社会環境の整備などが重要な柱として掲げられて
いる。
- 静岡社会健康医学大学院大学は、地域や世界の健康課題に対し、エビデンス
- (科学的根拠)に基づいた研究と実践を進めている。
2022年の静岡県の健康寿命は男女ともに全国一位になりました。
この結果は、県内での健康医学の取り組みの成果と言えます。
世界をもっと健康にするために
この取り組みや考え方は、地域や日本を越えて、グローバルな
視点で取り組んで行かなければならない。
「世界をもっと健康に」という視点から、次のようなメッセージが
発信されると考えられます。
- ■健康づくりは一人ひとりの生活習慣の見直しだけでなく、地域社会や行政、
- 企業、教育機関など多様な主体が連携することが大切。
- ■グローバル化が進む現代では、感染症対策や生活習慣病予防など、国境を
- 越えた健康課題への取り組みも求められている。
- ■静岡から発信する社会健康医学の知見や実践が、世界の健康づくりにも
- 貢献できる。

参考文献及び引用文献
静岡新聞朝刊記事より 2025年4月1日
健康長寿の羅針盤 社会健康医学とは 世界をもっと健康に
まとめ
健康長寿の羅針盤」は、社会健康医学の視点から、健康長寿社会の実現や世界の
健康課題解決に向けたヒントを発信する内容となっています。地域と世界をつなぐ
健康づくりの羅針盤として、今後の展開に注目です。

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