健康管理に役立つ知識を身に着けようという事で、体重測定、BMI
、フレイルについて触れました。
今回は引き続き血圧についてお話します。
また、家庭で血圧が測定できるギミックについても
紹介します。
高血圧
高血圧は正常範囲以上の血圧が持続する状態の事です。
高血圧が持続すると、脳出血・脳梗塞、虚血性心疾患、
腎機能障害等の重篤な合併症が高頻度で発生することが
知られております。
高血圧の頻度は30歳以上の成人では40%以上強に
達するといいます。
大変、身近に起こりやすい症状とも言えます。
大部分(95%)は原因不明な本態性高血圧
(essential hypertension)であり、原因疾患が明らかな
高血圧は二次性高血圧(secondary hypertension)
と呼ばれております。
高血圧の治療
血圧は心拍出量と抹消血管抵抗に規定される(血圧=
心拍出量×抹消血管抵抗)が、そのほかに循環血液量
、血液粘調度及び大動脈の弾力といった多くの因子が
影響します。
高血圧の治療に用いられる薬は、これらの諸因子に
様々な機序に作用して降圧効果をもたらします。
高血圧治療薬には、腎臓からNa⁺・水排泄を促進させて
循環血液量を減少させる利尿薬、交感神経系を中枢あるいは
抹消で抑制する交感神経抑制薬、血管平滑筋細胞内への
Ca²⁺流入を抑制して血管を拡張させるCa²⁺チャンネル遮断薬
アンギオテンシンⅡ(AⅡ)の産生を抑制するアンギオテンシン
変換酵素(ACE)阻害薬、AⅡの作用を受容体レベルで抑制
するAⅡ受容体拮抗薬(ARB)、レニン阻害薬、アルドステロン
受容体拮抗薬および末梢血管に直接作用する血管拡張薬がある。
これら個々の薬の作用機序が理解できると生体内で行われている
代謝やエネルギー生産のメカニズムを理解する事ができます。
この辺りも科学事象のおもしろいところなので、別の機会に
お話したいと思います。
参考及び引用文献 NEW薬理学 改正第6版 南江堂
成人における血圧の分類表
下記の表は、高血圧治療ガイドラインに掲示された成人の
血圧の分類表になります。
この分類に基づき、健康診断の結果判定、高血圧症の経過
観察または、治療の必要性等が判断されます。
家庭で使える血圧計の紹介
家庭で使用できる血圧計を入手する事ができます。
自宅で毎日、定期的に測定して健康管理する事ができます。
上腕に巻いて測定するタイプや手首に巻くもの、腕を通すものなど
があります。
デザインもスタイリッシュで、スマートフォン連携できるもの
など小型で高機能化しております。
下記に血圧計の商品を幾つか掲げておきます。参考にして下さい。
上腕式血圧計
アマゾンでの購入はこちらから
手首式血圧計
アマゾンでの購入はこちらから
スポットアーム式血圧計
アマゾンでの購入はこちらから
まとめ
今回は血圧をテーマにお話しました。
高血圧の症状は最も身近で、健康診断
で必ず測定する項目になります。
症状もなく、いつのまにか重篤な
疾患に陥るまでに至る怖さもあります。
普段からの健康管理が重要になります。
家庭でも使える血圧計も紹介しました。
今後の生活の参考にして下さい。
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