明け方の東天に明るい惑星が集合している。
明けの明星の金星をはじめ土星、火星がすぐそばに集合している。
次第に木星や海王星も追従して東の空に上ってきます。
早起きして、一度に主要な惑星を見るチャンスです。
この大集合は、5月末まで続きます。
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4月になり3惑星が大接近中
4月1日の明け方からやぎ座とみずがめ座を背景に北側から金星・土星・火星が約3°の
間隔で均等に並んでいる。
4月3から5日には金星・火星・土星がほぼ一直線上に並んだ。
更に4月5日には火星と土星が18′まで接近しました。
満月の直径が約30′なのでその大きさより小さい事になります。
小望遠鏡の中倍率で同一視野に見る事ができる。
4月9日と10日に実際に明け方の東天方向を見る事が出来た。
4時頃になると東の空に土星と火星が直線上にならんでいる。
15cmフジノン双眼鏡25倍で見るとぎりぎり土星と火星が
同一視野に入る。
土星が0.9等、火星が1.0等の明るさで、土星は15.8″の大きさで
双眼鏡でも本体と取り巻く環が見える。
火星は5.2″と小さく赤色を帯びているのはよくわかる。
同一視野で見ると二つの惑星の違いが対比できておもしろい。
やや離れて金星が見えます。
光度は-4.3等と最も明るくし直径が21.8″と大きく半月状の姿で
良く見える。
さらに遅れて東天の低い位置に-1.9等の木星と8.0等の海王星
が上って来ます。
関連記事リンク
2022年4月上旬 火星と土星が大接近 アストロアーツ
火星と土星の接近 2022年4月5日 アストロアーツ
木星と海王星が大接近する
明け方の低空で木星と海王星がニアミスを起こします。
4月12日23時48分に6.0′まで接近します。
4月28日に起こる金星と海王星の大接近25.0′に次ぐ
大接近になります。
以前紹介した北斗七星のミザールとアルコルは12.0′の距離で
離れているのでその半分の距離まで接近する事になる。
見頃は、4月12日から13日です。
しかし、東の低空になり、光度差も大きく実際には、むつかしい
観測になりそうです。
明るい木星が目印になり、海王星を見る絶好の機会になります。
4月12日 4時34分 望遠鏡で見た木星と海王星の位置関係 中央やや上が木星と四大衛星左下の青白い星が海王星
5つの惑星が直線上に並ぶ光景が見れる
4月18日の4時10分頃に東天を見ると北から木星(-2.1等)、海王星(7.9等)、
金星(-4.2等)、火星(1.0等)、土星(0.8等)が直線上に並んで見える。
肉眼でも4惑星が直線上に並んだ光景が見られる。
惑星を見たことがない方も是非この機会にご覧になって下さい。
肉眼、双眼鏡、小望遠鏡いずれでも楽しめます。
4月18日の4時10分頃 東天 北から木星(-2.1等)、金星(-4.2等)、火星(1.0等)、土星(0.8等)が直線上に並んで見える。
まとめ
4月になり明け方の東天に明るい惑星が集合している。
現在、明け方の東天方向に土星、火星、金星が並びやや遅れて
木星が上って見える。
4月12日から13日には、木星と海王星が大接近。
4月18日には、土星、火星、金星、木星が直線上に並ぶ光景
が見れます。
参考文献および引用文献 月刊天文ガイド 4月号2022年 P3-7
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