秋の空は、1等星が少なく秋らしく落ち着いた星空です。
未明になると東の空には、春の星座が見えてきます。
春の星座の代表としてしし座があります。
しし座には、明るい系外銀河が見えます。
しし座に見える系外銀河の姿をSeestar S50を用いて
撮影を行いました。
その撮影画像を紹介します。
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SeestarS50で系外銀河を撮影
Seestarの対物レンズの有効径は、50mmです。焦点距離は
250mmで、F5になります。
系外銀河の撮影は、Seestar専用アプリから星雲星団撮影モード
を使用します。
アプリの検索モードより,撮影したい星雲店星団の名称を検索して
名称を呼び出し、GoToのボタンを押す事により、Seestarが自動
導入し、視野中央に目標天体が入ります。
撮影ボタンを押すと撮影を開始します。
およそ30秒単位で、スタッキングを繰り返します。
撮影時間をかかれば、スタッキングの効果により天体がはっきり撮影
できます。
M65とM66
しし座の系外銀河 M65(上)とM66(下) Seestars50 2024年11月5日撮影
しし座に見える明るい代表的な系外銀河です。
しし座のうしろ足に見えるθ星とι星の中間に見えます。
非常に近接して見え、2900万年光年に見える同じグループ
の系外銀河のようです。
2分ほどの露出ですが、それぞれの渦巻きの特徴がわかります。
NGC3628
しし座の系外銀河 NGC3628 Seestars50 2024年11月5日撮影
先に紹介したM65とM66のそばに見える系外銀河で、天体写真では、
よくこの3つを同時に撮影して写真を見ます。
この3つの銀河の中では、最も暗いのですが、東西に延びる渦巻き構造
とクリアな暗黒帯が、数分の露出で表現されています。
NGC3521
しし座の系外銀河 NGC3521 Seestars50 2024年11月5日撮影
しし座に見える10等級の明るい系外銀河です。
明るくクリアな銀河中心部ととりまく渦巻き構造が数分の露出時間でも
描写されています。
まとめ
今回は、未明の東の空に見えるしし座の系外銀河をSeestar S50を用いて
撮影しました。
撮影のための設置、導入、撮影が手軽に短時間でできるのがSeestarの魅力
です。
今回の撮影は、市街地で行いました。
短時間の撮影時間でも、系外銀河の特徴をよく捉えた撮影ができました。
今後もSeestarを用いて撮影した天体を紹介していきます。
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