いつも美しい太陽撮影画像の数々を提供してく
れる静岡県のJhosua氏が、太陽撮影用望遠鏡
BORG107FLに電動フォーカサーを取り付け
た手記を送ってくれております。
前回は、取り付けた電動フォーカサーnFOCUS
を更にPCにてオートフォーカスできるようにする
接続編の手記を紹介しました。
今回は、オートフォーカス化の設定(調整)編の
手記をお送りします。
太陽観測用望遠鏡への電動フォーカサー導入を
検討している方に向け、実際の接続・設定手
順を丁寧に完全記録したものになります。
理論だけでなく、実機で試した手記です。
望遠鏡カスタマイズに興味のある方々に必見の
投稿です。
タイトル画像
新しい電動フォーカサーを取り付けた太陽撮影用
望遠鏡 Jsosua氏提供
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nFOCUSのオートフォーカス化 設定編
前回までの記事
ここよりJhosua氏の手記になります。

さて、Rigel Systems nFOCUSの取付編、PC
への接続編とやってきました。
最終章は設定編です。
無事にSharpCap Proでオートフォーカス化は
できるでしょうか。
設定編と申しましても、そもそも、月や太陽での
オートフォーカス化というのは恒星におけるオー
トフォーカスとは違って、かなり厳しいものがあ
ります。
点光源である恒星を元にオートフォーカスをさせる
のはほぼ運用レベルになっております。
しかし、月や太陽のような、面でピントを合わせる
には全くもって現実的ではありません。
ある程度は数値を煮詰めて、オートフォーカスが
できるようにはしましたが、実践投入するとです
ね、あまりにも打率が悪すぎます。オートフォー
カスで失敗するんですよね。
シーイングに惑わされ過ぎて合焦位置を決められ
ずに失敗します。シーイングが決まると、オート
フォーカスが効いて、ちゃんと合焦します。とは
いえ、オートフォーカスをさせて失敗を繰り返し
てる間に、手動でピント合わせしたほうが確実で
早いです。
そんなわけでですね、実用的ではないが、やってみ
た、という事でお読みくださいな。
言い訳はするなって?しょうがないでしょ、これが
現実というものです。
あ、良い設定をご存じでしたら、こっそりと教えて
くださいな。
さぁ、行ってみましょうか。
まずはSharpCap Proを立ち上げ、[ファイル(F)]
[SharpCapの設定(]を開きます。
そして、フォーカサーの項目の数値を画像の通りに
合わせます。

[ツール(O)][フォーカスアシスタント(F)]
[コントラスト(エッジ)検出]を開きます。
左側の[Controls]や[Averaging]のタブの
設定を画像のように設定します。
中央付近のグラフ表示部内にある[Options..]
を開いて、ここも設定します。
右側の[望遠鏡制御]の数値も合わせてくださ
い。

これで設定は終わりです。
ちょっと動作させてみましょう。
[望遠鏡制御]の[粗い]の所の[ネガティブ][ポジティブ]
ボタンを押して望遠鏡のフォーカスを動かし、ネガティ
ブ寄りで、ピントのちょっと甘い位置近辺に合わせます。
ここは厳密でなくても結構です。
グラフ表示部内にある[Focus Scan]という所の[Positi
ve]というボタンを押します。
すると、自動的にフォーカスを動かしてピント位置を探り
始めます。
グラフ表示部にピントの合い具合の表示がされていき、
うまく行くとピントの山を判別して、最終的に自動で
合焦位置にフォーカスを動かして終了します。
画像では、グラフに曲線が描かれて、そのピーク位置に
移動しています。

太陽で実践してみましょう。
シーイングが暴れずに安定して計測ができる
と、ちゃんとグラフ表示してピーク位置に移
動してくれます。
この日は雲が多くて、フォーカステストだけで
終わってしまいました。
太陽は撮れておりません。あしからず。

太陽は撮れませんでしたが、後日、月で
フォーカステストを行いましたよ。
相変わらず打率は悪いですが、一応、
オートフォーカスは効いております。
画像はAutoStakkert!でスタックし、
諧調だけ整えたピクセル等倍の切り抜
いたものです。
デコンボリューションもシャープ系の
処理もしておりません。
一応、ピントが合ってるっぽいでしょ?

こんな感じでしょうかね。
ただ、ここまで来て、実践投入できてお
りません。
出張や天候に阻まれて、見事に試せてい
ないんですよ。
今後、時間に余裕のある撮影機会に恵ま
れたら、もう少し煮詰めてみたいと思い
ます。
でも、その前に梅雨入りしちゃいそうだ
なー。
まとめ
いつも美しい太陽撮影画像の数々を提供してく
れる静岡県のJhosua氏が、太陽撮影用望遠鏡
BORG107FLに電動フォーカサーを取り付け
ました。
前回の接続編に引き続き、設定(調整)編を
紹介しました。
「ベランダ太陽観測や小口径ソーラーテレスコ
ープユーザーに、比較的、低コストで高精度化
できる実用的なアップグレード案になります。
丁寧な説明画像と文面を提供頂いた静岡県の
Jhosua氏に誌面にて感謝します。
また、ブログ筆者の編集の都合で、今回の「設
定編」の投稿が遅延してしまったことも誌面に
てお詫びいたします。

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