いつも美しい太陽撮影画像を提供してくれます
静岡県のJhosua氏。
今回は、スマート望遠鏡VesperaⅡで長時間撮影
したNGC6888(三日月星雲)を、RC-Astroの
XTerminatorシリーズで画像処理した画像を紹介
します。
VESPERAシリーズのプログラム・アップデート
により月撮影がカラー化しました。
3月28日の月面撮影画像も併せて紹介します。
タイトル画像
NGC6888(三日月星雲)
撮影者 静岡県 Jhosua 氏
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NGC6888(三日月星雲)

NGC6888 三日月星雲 撮影機材 VeaperaⅡ 撮影者 静岡県 Jhosua氏
■NGC6888について
| 項目 | |
| 名称 | NGC6888(クレセント星雲・三日月星雲) |
| 星座 | はくちょう座 |
| 分類 | 散光星雲(輝線星雲) |
| 距離 | 約5,000光年 |
| 視等級 | 7.4 |
| 視直径 | 約20’×16’ |
はくちょう座の「首」のあたりに位置
するNGC6888 は、北アメリカ星雲や
網状星雲に比べると小ぶりですが、独
特の三日月のような形が最大の特徴で
す 。
日本語では「三日月星雲」、また形が
クラゲに似ていることから「くらげ星
雲」とも呼ばれます 。
■NGC6888の特徴
独特の「三日月」形状
暗い望遠鏡で短時間撮影すると、星雲
の右側周囲だけが明るく見え、まさに
三日月のようなカーブが浮かび上がり
ます 。
この形が名前にもなりました。
立体的な「波紋」構造
浜辺にできた波紋のような構造が特徴的
で、よく見ると立体的なムラが確認でき
ます 。
本来はバブル星雲のように綺麗な球状に
拡がるはずですが、でこぼこになってい
るのが興味深い点です 。
クレセント(くるみ)のようなシワ
画像中央右下には**「くるみの殻」のような
シワが丸く見え、クレセント(三日月)星雲
の名にふさわしいディテイルが魅力です 。
■ナローバンド撮影での奥行き
近年、ナローバンドで撮影される方が多く、星雲
のシワシワにまとわりつく青いOⅢのベールが写
し取られる画像も人気です 。
■VesperaⅡでの長時間撮影のメリット
VesperaⅡはスマート望遠鏡ながら、マルチナイト
観測機能により複数の夜にわたって画像を自動的に
取得できます 。
これにより:
微弱な星雲のディテイルを蓄積
ノイズを低減した高品質な画像
初心者でも本格的な天体写真が撮影可能
というメリットがあります 。
RC-Astro XTerminatorシリーズでの画像処理
画像処理の革命ツールといわれる
XTerminatorシリーズ
月刊天文ガイドでもしばしば取り上げ
られます。
RC-AstroのPhotoshopプラグイン・
フィルターXTerminatorシリーズは、
4つのツールで画像処理を劇的に向上
します :
| ツール | 略記 | 機能 |
| Gradient X Terminator | GXT | 傾斜・カブリの修正 |
| Star Shrink | Ss | 恒星像だけを小さくシャープ |
| Star X Terminator | SXT | 星雲画像から恒星像を除外 |
| Noise X Terminator | NXT | ノイズ低減処理 |
■処理手順の要点
GXTで傾斜カブリを修正
SXTで恒星像を除外し、星雲のディテイルを抽出
Ssで恒星像をシャープ化
SXT層とSs層を比較(明)ブレンドで統合
NXTでノイズを滑らかに低減
処理時間は4ツール中で最も長いですが(Large Tile
Overlapオフで約1分、オンで約2分)、PCスペック
やファイルサイズによります 。デフォルト設定で非常
に滑らかで好感の持てるノイズ低減が実現します 。
画像処理後の NGC6888 の魅力
XTerminatorシリーズで処理した NGC6888
では:
星雲の波紋構造がくっきり浮き上がり、立体感
が強調
恒星がシャープ化され、星雲のディテイルがよ
り際立つ
ノイズが滑らかに低減され、OⅢの青いベールが
美しく再現
「三日月」のカーブが鮮明に、深みのある画像に
VesperaⅡの長時間撮影データとXTerminatorの処理
を組み合わせることで、初心者でも本格的な天体写真が
楽しめます 。
関連記事リンク
XTerminatorシリーズで画像処理をしたスパゲッテイ星雲、
イルカ星雲を紹介!
-天体画像処理の革命ツール-
月面のカラー撮影レポート
VESPERAシリーズがプログラム・アップ
デートにより月撮影がカラー化しました。
これに使うアプリとVESPERAシリーズの
アップデートが2月27日に行われました。
主な内容は、
■月撮影モードがカラー画像になった。
■月撮影モードで露出やゲイン、彩度などの
マニュアル調整が可能に。
■月撮影モードでは画像出力形式がjpegだけ
だったのが、16bt RAWや、16bit Tiffに
対応。
■ついでに太陽撮影モードでも露出やゲイン、
彩度などのマニュアル調整が可能に。
■太陽撮影モードでも画像出力形式がjpegだ
けだったのが、16bt RAWや、16bit Tiff
に対応。
■アプリ内で画像処理ができるようになった。
下の画像は、アップデート後の3月28日の
月齢9.4の撮影画像です。
カラー化により、よりリアルな月面像に
なりました。
欠け際の個々のクレーターや光条の微細
構造がよく分かります。

月齢9.4の月面 撮影機材 VeaperaⅡ 撮影者 静岡県 Jhosua氏
撮影日 2026年3月28日
関連記事リンク
Vespera の購入先を紹介
Jhosua氏が今回の撮影に用いたスマート望遠鏡
Vespera Ⅱ。
CPプラス2026でも、サイトロンジャパンの展示ブース
にVespera Ⅱがありました。
スマート望遠鏡としての性能も優れ、フランス製の美し
いデザインも魅力的です。
興味のある方はぜひ、下記リンクをご利用ください
Vesperaは、日本サイトロンジャパンHPやVesperaのHP
からも購入注文できますが、手軽なAmazon からも
購入注文をすることができます。
VesperaⅡ
Vesperaより大きく高性能なCMOSセンサーを搭載
しております。
アマゾンからの購入はこちらから
Vespera
コンパクトな全自動スマート天体観測ステーション
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Vespera Pro
Vesperaの最上位機種になります
アマゾンからの購入はこちらから
関連記事リンク
-次世代望遠鏡の威力と可能性について-
まとめ
今回はVesperaⅡによる撮影写真でおなじみの
静岡県のJhosua氏が、VesperaⅡでの長時間
撮影天体をC-AstroのXTerminatorシリーズ
を用いて画像処理を行いました。
月刊天文ガイドで頻繁に取り上げられるRC-As
troのXTerminatorシリーズ:BlurXTermina
tor、NoiseXTerminator、StarXTerminator
は、Vespera2のような小型機器で撮影した星雲
・星団の画像処理に最適です。
このツールを用いて画像処理をしたNGC6888の
画像を紹介しました。
また、Vesper2のアップデートによる月面の
カラー化による3月28日撮影の月面画像も
紹介しました。
画像提供して頂いたJhosua氏に誌面にて感謝
します。
Jhosua氏の今後の活躍も楽しみですね。

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