2026年春、銀座ソニーパークで開催された
「100.80.60.展」は、銀座100年・ソニー
80年・ソニービル60年という3つの節目を
軸に、日本の現代史を文化と技術の交差点
を描き出す展示です。
2020年代をテーマにした展示を紹介しつつ
家電メーカーからエンターテインメント企業
への転換について、PS5やイメージセンサー
など「これからのソニーの可能性」について
紹介します。
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銀座・ソニー・ソニービルの3つの100年
「100.80.60.展」は、2026年4月24日から
5月31日まで銀座ソニーパークで開催され、
1920年代から2020年代までを10年ごとの
キーワードで振り返る構成でした。
11人の作家・クリエイターが各年代のエッセイ
や詩を執筆し、2020年代は柴田聡子(シンガー
ソングライター/詩人)が担当しました。
展示スペースは4F・3F・B2Fにわたり、ソニービル
60年のアーカイブや、Ginza Sony Parkの1/300
スケールレゴ模型、ドキュメンタリー展示など、来
場者が「街のリズム」を体感できる仕掛けが用意
されました。

現在開業中の銀座ソニーパークビル
Xperia1Ⅶの超広角モードで撮影


銀座ソニーパークビルのレゴブロックが展示

昭和時代の銀座地下街のタイルブロックの壁面
ソニービル解体時に見つかったそうです。

その当時使われていたコンセントの差し込み口も現存

昭和と令和の建築が交差する空間
この先は、地下鉄銀座線乗り場になります
2021年 ソニーグループ発足と「家電→エンタメ」への転換
2021年4月、ソニーは「ソニーグループ
株式会社」に社名変更し、持株会社体制へ
移行しました。

これにより、ゲーム・音楽・映画といった
エンタテインメント事業が収益の中心とな
り、連結売上高は12兆円超、営業利益は
1兆4千億円規模に成長しました。
この転換の背景には、創業者・盛田昭夫氏の
「アメリカ滞在時の経験」が影響しておりま
す。
盛田氏は、米国に在中の経験より今後は「ハー
ドとソフトはビジネスの両輪」という発想を
確立し、音楽・映画の大型買収(1980年代
後半)より「ハードとソフトの融合」へ舵を
取り先取りし、現在のソニーグループの姿を
予見していきました。
2025年銀座ソニーパークビル開業

2025年に銀座ソニーパークビルが開業
旧ソニービルの跡地に「都会の中の公園」
として新たなランドマークが誕生しました。
地下2階から地上4階までを開放し、イベン
トスペース・展示エリア・カフェなどを
配置。
ソニーグループのエンタメ転換を象徴する
ビルです。
テナントショップやソニーストアは
在中せず、イベント開催中心の事業
が行われております。
イベント時には、ソニーの恋品質の
映像、音響技術やソフトが生かされて
おります。
変わりゆくソニー
■BDレコーダー生産中止
ソニーは2026年2月、BD(ブルーレイディ
スク)およびMD(ミニディスク)の生産を
終了。
レガシーメディアの需要減に伴う判断が生産
中止理由との事。
現在は、サブスクやネット配信が主流になり、
録音、録画の需要が激減している。
■ブラビアのTCL資本化
2026年3月、ソニーと中国TCLはホームエンタテ
インメント事業で戦略的提携を確定。
ソニーが設立する新会社「BRAVIA株式会社」に
TCLが51%、ソニーが49%を出資し、テレビ・
プロジェクター・ホームオーディオなどの事業
を承継。
新会社はTCLの連結子会社となり、2027年4月
の事業開始を想定。
■イメージセンサーの台湾メーカー共同開発
ソニーのイメージセンサー事業は、スマートフォン
カメラや天文撮影用カメラなどで世界シェアを維持。
2020年代には、台湾メーカーとの共同開発を推進し、
高感度・低ノイズの次世代センサーを共同で開発。
これにより、天文ファンやプロカメラマン向けの製品
ラインナップも拡充されました。
エンタメ事業の躍進:スパイダーマンとPS5の可能性
■ソニーピクチャーズ『スパイダーマン
:ブランニュー』のヒット
2026年、ソニーピクチャーズの『スパイダーマン
:ブランニュー』が世界的ヒットを記録。
マルチバース展開や新キャストの起用で、シリーズ
の刷新に成功し、ソニーの映画事業の収益を大きく
押し上げました。
■PlayStationの可能性
PlayStationは、ゲーム機としての枠を超え、
クラウドゲーミング・VR・メタバースなど
「エンタメプラットフォーム」として進化。
PS5の普及と、サブスクリプションサービス
「PlayStation Plus」の拡大により、ゲーム
以外のコンテンツ配信や、ユーザー生成コンテ
ンツ(UGC)のハブとしての役割も期待され
ています。
関連記事リンク
まとめ
「100.80.60.展」は、単なる回顧展では
なく、ソニーの過去・現在・未来を「銀座」
という街の文脈で読み解く試みでした。
2020年代のソニーは、家電メーカーから
エンタメ企業へ、そして「クリエイティブ・
カンパニー」へと進化を続け、PSやイメージ
センサー、ソニーピクチャーズコンテンツ
などの資産を武器に、次の100年へと歩み出
しています。

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