太陽の撮影に挑むアマチュア天文家にその魅力を聞いて見た!-5-

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自宅のベランダを観測所にして太陽表面に見える黒点や粒状班、プロミネンス

を美しい画像や動画にしている静岡県のアマチュア天文家Jhosua氏より再び、

手記が届きました。

その後も、積極的に新しい観測機材の導入の取り組みをしているようです。

その様子を本人の手記と画像より、引き続き当ブログで紹介します。

アマチュア天文家の中でも太陽の観測機材は、レアな情報かもしれません

美しい太陽表面の撮影画像も併せてお楽しみください。

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「太陽の撮影に挑むアマチュア天文家にその魅力を聞いて見た! -3-」

「太陽の撮影に挑むアマチュア天文家にその魅力を聞いて見た! -4-」

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太陽観測のために取り入れた観測機材及び周辺機器の紹介 

       Jhosua氏のベランダ太陽観測の様子 

太陽観測に取り組むJhosua氏からの手記からの紹介です。

今回は、太陽観測を行うパソコンやカメラ、周辺環境の冷却を行うために

取り入れた機材紹介を中心に紹介してくれております。

納品が遅れてレビューできなかったエアコンが届いたので、ちょっと紹介したい

と思います。

スポットエアコン 2.0 QN750

スポットエアコン 2.0|QN750

これ、もう少し音がうるさいかと思ったのですがね、結構静かでした。

人にもよるのですが、少なくとも自分は騒音的には十分に許容範囲です。

思ったより静かだったというだけで、うるさいと言えばうるさいんですけどね。

効果はやはりテント内部を冷やすのは無理でした。

テントにフライシートをかけると二重構造になるのでもう少し効果があるかも

知れません。

専用フライシートはありませんので、ガーデニングなどに使われる遮光シートの

遮光率の高いものを代用してもいいかも知れません。

日よけシェード

テント内部はそもそも無理でも、スポットクーラーですから、吹き出し口は結構冷たい

空気が出てきます。

噴出し口をうまく上からノートパソコンへと冷たい空気が落ちてくるようにすれば、

しっかりとパソコンを冷やしてくれます。

パソコンを冷やすのがメインで、自分の身体本体は空調服にお任せです。

注意点としては、エアコン本体はテント内には置かずにテントの外に置いて、吸気

・噴出しのダクトのみテント内に入れるようにしたほうが良いです。

自宅や車のエアコン同様にこのスポットクーラーも水が結構出てきます。

まだ数回だけの使用ですが、排水ドレンパイプの先だけでなく、本体下部も結露か

何かわりませんが、かなりびしょ濡れになってしまいました。

テント内部をびしょ濡れにしないよう、エアコン本体はテントの外に置いた方が良い

ですね。

その方がテント内部も広く取れますし、テント内の騒音も多少は緩和されます。

ノートパソコン 冷却スタンド

撮影に使うノートパソコン。

暑いテントの中で使うわけですからパソコンも通常よりも熱くなります。

パソコンが熱くなるとですね、保護回路が働いてCPU速度を落としてあまり

熱くならないように制御されてしまいます。

そうすると太陽など動画で撮影する場合には1秒あたりのフレーム数が落ちる

んですよね。

意外と太陽の撮影はパソコンを酷使しています。

カメラからの怒涛の如く送りつけられる撮影データを取りこぼし無く処理して

いかなければいけません。

ですからノートパソコンも冷やしまくります。

前はファンが回るだけのタイプを使っていましたが、効果はありませんでした。

ポータブルエアコンの噴出し口をノートパソコンに向ける方がよほど効果があります。

そこでペルチェ素子を使った冷却スタンドにしてみました。

これはただのファンが回るだけのと比べると確実に冷やしてくれます。

ただ、やはりポータブルエアコンの冷風には勝てません。

真夏の酷暑ではポータブルエアコン+冷却スタンドで、ちょっと涼しくなってきたら

冷却スタンドだけでいけそうです。

ノートパソコン以外にも熱くなるモノがあります。

それはカメラ。

太陽の全体像を撮る時に使っているQHYCCD社のQHY5III178MMというカメラは

太陽全体像を撮ったらすぐに切り替えるのでヒートシンクを着けるだけにしています。

540モーターヒートシンク

ラジコンカーなどに使われる540モーター用のヒートシンクです。

これ、ちょっと指ですぼめてあげるとQHY5III178MMにジャストサイズになるん

ですよね。

ただ、合間に熱伝道シートを挟んであげるのをお忘れなく。

しっかりと熱をヒートシンクに逃がしてくれます。

SWEETECH 熱伝導シート

しかし、Player One社のApollo-M MINIというカメラのほうは太陽の各種拡大撮影に色々と

酷使するのでかなり熱くなります。

撮影終了時には触れなくなるほどです。

アクティブ・クーリング・システム

Active Cooling System (ACS) for uncooled cameras – Player One Astronomy

そこでPlayer One社から出ている冷却装置を着けています。

これはファンが回っているだけですが、少なくとも触れなくなるほど熱くなる事はありません。

そこそこ効果はあるようです。

実はですね、昔々、夜の天体写真用に一眼レフカメラを冷却するために自分で試作したペルチェ

素子式冷却装置というものが手元にありまして、これをカメラに装着すると炎天下の数時間の

撮影後でも空調の効いた部屋から出したばかりのごとくヒンヤリしています。

こちらは効果絶大なのですが、なにぶんにも自作の胡散臭い冷却装置、見た目も使い勝手も

よろしくありません。

普段使いはカメラメーカーの冷却装置、タイムラプスのような長時間連続撮影の場合には

自作冷却装置を使っていこうと思っております。

とにかく、夏場は1に冷やす、2に冷やすといった感じですかね。

今回は新機材編と言うよりも、冷却編になってしまいました。

次回は太陽の白色光撮影の機材編について紹介ですよ。

乞うご期待。

  Jhosua氏による太陽黒点撮影画像

まとめ

今回は、美しい太陽の写真撮影に取り組む静岡県のJhosua氏より新しく

取り入れた機材について紹介しました。

撮影のためのカメラやPC、観測周辺環境の冷却のために取り入れた機器を

中心に紹介してくれました。

夏場はとにかく冷却する事が大事との事です。

実際に太陽観測に取り組み、観測者ならではの貴重な体験やアドバイス

が盛り込まれており、これから太陽観測に取り組む方や取り組んでいる

方々にも参考になるのでないでしょうか。

次回は、引き続きJhosua氏の太陽の白色光撮影のための機材の紹介をします。

当ブログに手記及び撮影画像及び掲載許可を頂いたJhosua氏にこの場で

感謝します。

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私のこれまでの仕事や趣味の天文活動で得た専門知識や経験を用いて科学や天文学について、楽しくお話して行こうと思います。よろしくお願いします。

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