デジタル技術の進歩や光学系の進歩で、アマチュアでもハッブル望遠鏡
の撮影画像に迫る天体写真を撮影しております。
しかし、ベテランによるハイアマチュア天文家の領域のようで、なか
なか手が出しにくいイメージです。
そのような中、自宅で、手軽に望遠鏡を設置し、目的の天体を自動導入、
観望や撮影ができるスマート望遠鏡があります。
当ブログで、自宅で太陽観測を行う静岡県のアマチュア天文家Jhosua氏
が、このスマート望遠鏡を入手しました。
その使用感の手記と実際の撮影画像を送って頂きました。
今回はVesperaによる撮影画像の紹介です。
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タイトル画像 M45 プレアデス星団 Vesperaで撮影
撮影者 静岡県 Jhosua氏
月と太陽
![](https://science-motley-story.com/wp-content/uploads/2023/11/Moon.jpg)
Vespera による月面の撮影画像です。
50mm口径に関わらず、欠け際の大小のクレーターの微細構造が
表現されております。
![](http://science-motley-story.com/wp-content/uploads/2023/11/Sun.jpg)
太陽の撮影画像です。太陽撮影用フイルターを使用。
大小の黒点が描写されております。
Jhosua氏のコメントより、月、太陽は全景のみ撮影可能
木星や土星等の惑星の撮影には、不向きとの事です。
プレアデス星団 M45
![](https://science-motley-story.com/wp-content/uploads/2023/11/M45-121min-mosaic.jpg)
Vesperaによる121分露出したおうし座のM45(プレアデス星団)
です。
星団を取り巻く青白い星雲状の広がりも美しく表現されて
おります。
IC405 勾玉星雲
![](https://science-motley-story.com/wp-content/uploads/2023/11/IC405-61min-mosaic.jpg)
ベスペラで撮った勾玉星雲です。
デュアルバンドフィルターでモザイクモード版です。
露出時間61分
赤い散光星雲の微細な広がりの描写が見事です。
デュアルバンドフィルターの詳細はこちらに
自宅で手軽に美しい天体写真を撮影できるスマート望遠鏡を紹介 -3-
「Vespera(ヴェスペラ)は、ここから入手できます!
Vesperaに興味があったり、入手したいと思ったらここから
正規代理店の購入サイトにリンクします。
![](https://science-motley-story.com/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/f8fdca064ed5ea04dd18a9c3e17c96b1.jpg)
性能と規格の表記しました。
■自動導入&追尾
Vesperaは自動導入・追尾技術の搭載により天体を自動的に導入追尾し、
地球の自転による影響を補正します。
お手元のアプリからお目当ての天体を指定するだけ。全自動で行います。
■防雨仕様
VesperaはIP43の防雨仕様で、センサーが雨に反応すると自動的に電源が
切れるようになっています。
■オートフォーカス
オートフォーカス機能を搭載していますので、手動でピント調節をする必要
はありません。
■自動イニシャライズ
Vesperaは、スマートフォンやタブレットに搭載されているGPS機能、独自の
星パターン認識、天体測定によって全自動で初期化を行います。
Vesperaを設置して5分以内に自動的に観望の準備が完了します。
■スペースセンター
スペースセンターはあなたが「宇宙への旅」を始めるためのホーム画面です。
このホーム画面ではVesperaの操作を管理しており、
今いる場所に応じた天体の情報を確認することができます。
この画面からVaonisの様々なコンテンツにアクセスできます。
今後さまざまな機能が追加される予定です。
■自動初期化
星野の解析とオートフォーカスにより、5分もかからずに「宇宙への旅」が始めら
れます。
■天体カタログ
アプリ内の天体カタログは定期的にアップデートされます。
天体カタログでは、創造の柱、チューリップ星雲、アンドロメダ銀河…他にも多く
の天体をお選びいただけます。
■イメージライブスタッキング
数十枚、数百枚、数千枚と、画像がリアルタイムで積み重ねられるにしたがって、
徐々に天体の詳細部分や色彩が鮮明になっていきます。
長い撮影時間をかければかけるほど、見えてくる天体は鮮明になっていきます。
【製品仕様】
口径:50mm
焦点距離:200mm F値:4
レンズ:アポクロマート クアドラプレット(4枚玉)
レンズ仕様:超低分散(S-FPL52) ランタンガンス
画角:1.6×0.9°
架台:経緯台式
イメージセンサー:Sony STARVIS IMX-462
センサー解像度:1920×1080 (2MP)
センサー仕様:低読み出しノイズ (0.5e)
ピクセルサイズ:2.9μm
ADC:12 bits
画像フォーマット:JPEG、TIFF、FITS
焦点調節:オートフォーカス
バッテリー:内蔵
バッテリー動作時間:約8時間 ※気温20℃の条件
マルチユーザーモード:最大5人
太陽観望:可能 (専用フィルターを必ず併用ください。)
質量:約5kg
高さ:40cm
幅:20cm
奥行:9cm
※別売りバックパックは付属しません。
※付属三脚は、別売りの自在三脚と仕様が異なります。
まとめ
自宅で、簡単に設置、設定が可能、手軽に天体観望や撮影が
できるスマート望遠鏡があります。
静岡県のアマチュア天文家Jhosua氏が、Vesperaの使用感と
撮影画像について手記を送ってくれました。
今回は、Vesperaによる撮影画像を紹介しました。
これを機会にスマート望遠鏡に興味を持って頂けたらと思います。
![](http://science-motley-story.com/wp-content/uploads/2022/05/planetarium-2.png)
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