2025年11月12日は、おうし座北流星群の
極大日でした。
極大日には、下弦の月があり、条件はあまり
よくなかったのですが、SNSでは、連日、
同流星群由来の明るい火球が流れたようです。
浜松のアマチュア天文家も全天カメラによる
リモート撮影で火球を観測していました。
タイトル画像
画像はおうし座北流星群の流星ではありません。
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おうし座北流星群について
おうし座北流星群は、母天体が周期彗星エンケ彗星で、
10月下旬から12月上旬にかけて活発に活動する流星
群です。
11月12日頃に極大となりますが、大きなピークはなく
長期間にわたってゆるやかに流星が見られるのが特徴
です。
流星数は1時間に数個から多くても5~10個程度の小規模
な群ですが、観測可能期間が長いのも魅力のひとつです。
おうし座の名前の通り、牛のようにゆったりとした特徴の
流星群のようです。
おうし座北流星群の特徴
■火球が多い
おうし座北流星群は、明るく色鮮やかな火球が出現しやすい流星
群として知られています。
火球とは通常の流れ星よりもはるかに明るく、ゆっくり長く観察
できるため、見る人の目を惹きつけます。
今回の流星群でも、SNSで連日、火球が観測された報告がありま
す。
■流星の速度が遅め
流星の速度は比較的遅く、時速約10万8000km(秒速約30km)
とされ、これにより長く尾を引く流星が多いことも魅力です。
撮影や観察に向く流星群です。
■活動期間が長い
おうし座北流星群は10月20日から12月10日頃まで活動が
続くため、極大日を過ぎても数日にわたって観測チャンス
がある流星群です。
2025年の観測状況(11月12日極大)
2025年11月12日は下弦の月があり、月明かりがやや観測条件を悪化させましたが、それでも明るい火球が複数観察されています。おうし座北流星群は極大に向けて少しずつ増える性質があり、極大の前後数日間も観察を楽しめます。
| 項目 | 内容 |
| 活動期間 | 10月20日~12月10日 |
| 極大日 | 11月12日頃(年によって変動あり) |
| 母天体 | エンケ彗星 (2P/Encke) |
| 流星数の目安 | 1時間に3~10個 |
| 火球の多さ | 火球の割合が高く、明るい流星が多い |
| 流星の速度 | 遅め(時速約108,000km) |
| 観測地域 | 北半球・南半球で観測可能 |
関連記事リンク
2025年11月12日 おうし座北流星群が極大 アストロアーツ
おうし座北流星群の観測報告

2025年11月11日 21時56分 おうし座北流星群の出現火球
画像中央下におうし座やスバルが見える
撮影機材 Canon EOS MarkⅢ ISO 1600
撮影場所 静岡県森町三倉 撮影者 小和田稔氏
浜松スペースハンタークラブの小和田稔氏は、周智郡森町
三倉にある個人天体観測所にリモート撮影の全天広角カメラ
を設置して流星群を撮影。
この日は、ところどころで雲が発生する悪条件でしたが、
おうし座の方向から流れる火球の撮影に成功しました。
SNSよりおうし座北流星群由来の明るい火球を撮影した
動画がSNSにアップされていましたので、リンクしま
した。
ちゃちゃ氏のSNSより
こ~いち氏のSNSより
藤井大地氏のSNSより
まとめ
おうし座北流星群は、規模としては小さめですが、
火球の美しさが非常に魅力的で、流れ星のスピード
がゆるやかなため観察や撮影に適しています。
明るい火球が出現するのが特徴の今回の流星群。
今年の11月12日は下弦の月があったため好条件と
は言えませんでしたが、空を見上げて明るい火球を
楽しんだ人も多かったでしょう。
次回の観測もぜひチェックしてみてください。

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