リモート天文台風観測環境の整備 -2- -持続可能なアマチュア天文活動について-

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地元天文同好会の浜松スペースハンター

クラブにて彗星の増光、イオンテイルの

変化やうみへび座σ流星群の観測など意欲

的な天文活動を続ける会員の古知辰朗氏。

氏が、自宅のリモート天文台システム構築

についての手記を同好会会報に投稿しまし

た。

今回は、その手記について紹介します。

今回はその2回目になります

タイトル画像 

レモン彗星

撮影者 古知辰朗氏 

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ソフト面の整備

前回の記事リンク

リモート天文台風観測環境の整備 -1-

-持続可能なアマチュア天文活動について-

ここより古知氏の手記になります。

ソフト面の整備

望遠鏡制御や撮像は無料で公開されているN.I.N.A

を使っています。

このソフトはステラリウムなどの星図ソフトとも連

携でき、PHD2などのオートガイダ ーやプレートソ

ルバーも一元的に利用できます。

また、シーケンスの機能も充実しているので、

①赤道儀のパークの解除→②カメラの 冷却開始→

③対象の導入→④プレートソルブした上で対象を

センタリング→⑤オートガ イドの開始→⑥指定の

感度、露出時間、コマ数で撮影→⑦指定コマ数ごと

にディザリン グ→⑧撮影終了後カメラの昇温や赤道

儀のパークと言った具合に何でも自動でやってく れ

ます。

使用感を簡単に説明すると、星図ソフト (ここでは

ステラリウム)で望遠鏡の画 角を設定し撮像範囲を

確認し、画角の中央に近い恒星の座標を取得します。

取得した座標をN.I.N.Aに送ります。

すると、N.I.N.A側で対象天体の出没時刻、 子午線

通過時刻等が表示されます。

何分後に撮影を開始するか、 導入し位置合わせした

上で指定の露出時間、コマ数撮像し、 次の対象に望

遠鏡を向けるか といった一連の撮像計画をシ ーケン

スします。

撮像の際の画面は(上画像)のように、架台や

カメラやシーケンス の状態、オートガイダーの

グラフ等が全て把握できます。

星図ソフト(私はフリーのス テラリウムを使ってい

ます)、 撮像ソフト(N.I.N.A)、オートガイダー

(PHD2)、任意のプレートソルバー(私はASTAP)

なので撮像に関しては全て無料で利用できるソフト

群で環境を構築しています。

さらに、この撮像用PCをGoogleリモートデスク

トップ(無料)のホストとして設定 しておけば、

自宅の別室のPCはもちろん、インターネット経由

で外出先からもタブレッ トやスマホでこのPC をリ

モートで操作できるようになります。

物理的に望遠鏡に触れなければならない作業(フラッ

ト用の拡散板やバーティノフマ スクの着脱など)を

除けば天体撮影に関するほとんどのことがネット経

由で行えます。

使用感について

使用感 について

実際に、上記の接続と導入で、 前項のステラリ

ウムで中央座標 を取得し、N.I.N.Aで自動撮影した画像

がこれです。

プレートソルブを用いた再現 性のある導入とセンタリング

なので、数日の撮影でも無駄な余白 が出ることなくビタ止

まりした

同じ構図の画像が撮れるので後 の処理がとても楽になりま

す。

リモートが一番威力を発揮するのが夕刻の西の低空と未明の

東の低空の彗星撮影です。

そもそも、夕刻の低空の彗星は勤め人泣かせです。

仕事が終わってから機材を積んで観測地に向かい撮影する

なんてとても無理な訳で、家に猛ダッシュで帰り 自宅から

撮影するしかありません。

そんな西の低空対策に自宅の撮影環境をリモートア クセス

することを考えた訳です。

電車の中でも帰宅途中でもスマホやタブレットから 赤道儀

を対象に向け、プレートソルブによる望遠鏡の向 きの誤差

修正と欲しい構図への導入も外出先から可能です。

こうしたやり方で前回回帰の12Pポン・ブルックス彗星や

昨年のC/2025 A6レモン彗星は晴れた夕刻を逃すことなく

撮影することができました。

画像は第2観測所(室内)から撮影したC/2025 A6

(レモン彗星)

次回へ続く

引用文献

浜松スペースハンタークラブ会誌 「ほし」

第200号より

まとめ

地元天文同好会の浜松スペースハンター

クラブにて彗星の増光、イオンテイルの

変化やうみへび座σ流星群の観測など意欲

的な天文活動を続ける会員の古知辰郎氏。

氏が、自宅のリモート天文台システム構築

についての手記を同好会会報に投稿しまし

た。

今回は、その手記について紹介しました。

リモート化したことで、以前より観測数が増え

たとの事です。

今の時代に似合った天文活動を行う同氏には、

参考にできる事例が多いのではないでしょう

か。

手記の投稿許可を頂きました古知氏に誌面

にて感謝致します。

次回、手記の続きをご紹介します。

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