太陽について! 私たちの日常に影響を与える最も身近な恒星

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太陽は、私たちの日常生活に関わる最も身近な天体です。

太陽により暦が数えられ、私たちの仕事や生活のスケジュールが

成り立っています。

太陽と地球の位置関係で寒暖の差が生まれ、夏や冬の季節が

起こります。

また太陽フレアが発生する事で、電波障害等を引き起こし社会的

な影響も起こします。

今回は太陽について紹介します。

タイトル画像は静岡県B氏撮影

太陽の基礎知識

太陽は地球から1億5千万km離れた位置に存在しています。

この距離を1天文単位といい天文学に用いる単位にもなっています。

直径は約140万キロ、地球の約109倍になり、表面は絶対温度5800K

です。

重力によって強く圧縮された中心部は高温・高密度で、水素原子核が

ヘリウム原子核に変わる核融合が起きています。

太陽中心部の温度は、約1.500万度 表面温度は、約6,000度になり

ます

肉眼で見る太陽 

肉眼で太陽を見ますと強烈なまぶしさですね。明るさはー27等級

になります。

参考に金星がー4等級、満月がー12等級です。

薄曇りの中に入ったりすると円形の形がわかります。

太陽と月は存在している距離は大きく異なりますが

大きさはほぼ同じ約0.5度になります。

このため太陽と月と地球の3つが直線状に並ぶと

太陽が月に隠される日食という現象が起こります。

日食も3者の微妙な位置関係で皆既日食になったり

金環日食や部分日食になったりします。

太陽黒点 

小望遠鏡で太陽を見ると太陽表面に黒い斑点が点在して見えます。

これを黒点といいます。

黒点は、中央部が濃く、周辺部が半暗部に見えます。中央部の温度

が約4000度半暗部が約5500度という温度の違いがあります

太陽表面は約6000度なので黒点が太陽表面で最も温度が低い

部分になります。

静岡県B氏による太陽表面及び黒点の画像

黒点の存在している場所には大変強い磁場が存在しています。

磁場の強さは地球の磁場の数千から数万倍になるそうです。

太陽はその活動を約11年周期で増減するといいます。

活動の増減により黒点の見える数が異なっていきます。

関連記事リンク

観測史上最強の磁場を持つ太陽黒点 アストロアーツ

プロミネンス

太陽活動が活発になると黒点の数の増え、大変強い磁場が出現、

その影響でたくさんの電離元素ガスが発生し、太陽コロナに広

がるようです。

そこに自由電子が取り込まれると発光が起こり、大きなループ

を描いて再び太陽に落下します。

その姿は太陽表面から吹き上がる炎のように見えるため

プロミネンス(紅炎)と呼ぶそうです。 

静岡県B氏の動画撮影したプロミネンスです 

プロミネンスの活動の様子がよくわかる動画です。

太陽フレアによる影響

太陽表面には「太陽フレア」と呼ばれる巨大な爆発現象が起こる事があります。

この現象が太陽表面に起こると太陽から電化を帯びた粒子が大量に地球にも

飛び込んできて通信衛星やGPS等の機器に影響を与える可能性があります。

関連記事リンク 

「太陽フレア」30日以降数日 通信衛星やGPSなどに影響のおそれ NHKニュース

電波障害に注意を、大規模な太陽フレア 30日に影響出る恐れ 朝日新聞

  静岡県B氏による撮影 

まとめ

今回は、最も身近な太陽について紹介しました。

太陽の基本構造や望遠鏡で見える黒点やプロミネンス

についても画像や動画も含めて触れました。

太陽の活発な活動は地球上の社会活動にも影響を

もたらします。

次回は今回のブログの太陽画像及びプロミネンス動画の

撮影者である静岡県B氏にインタビューをしました。

使用している太陽観測機材や観測方法、太陽撮影の魅力

についてお聞きしましたので紹介したいと思います。

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