9月になりました。
夜になると頭上にペガススの大四辺形が見えます。
この大四辺形が見える頃にはすっかり秋の星座が広がっております。
今回は、秋の星座のひとつ「さんかく座」に注目します。
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さんかく座
秋の宵の頃、頭上に見えるアンドロメダ座の足元のあたり、おひつじ座の
頭上アルファ星の北に小さく細長い二等辺三角形を構成する3つの星が目
にとまります。
この星の並びがさんかく座になります。
この小さな星座は、ギリシア時代より知られる古い星座になります。
ギリシア文字のΔ(デルタ)の形に似ていることから「デルトン」と呼ばれる
そうです。
“デルタ座”という意味の星座だったようです。
参考及び引用文献
秋の星座 星空教室 藤井旭 誠文堂新光社
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秋の星座チャート 浜松市天文台作成
秋の星座で最も目につくペガススの四辺形のアルファ星から横並びに展開する
アンドロメダ座の足元に小さく見える星座です。
小さな星座ですが、三角形の単純な形で見つけやすい星座になります。
渦巻銀河 M33
アンドロメダ座のβ星とさんかく座のα星の間に渦巻銀河M33があります。
光度が6等級で淡くぼんやりと広がっているため見にくいのですが、外灯
の少ない郊外で,双眼鏡や望遠鏡で見ると大きく広がった渦巻を思わせる
濃淡が見えてきて興味深い系外銀河です。
250万光年と我々の銀河に近い所に位置しております。
渦巻銀河 M33 静岡県の田代氏撮影
MT250(25cmF6)で撮影 撮影場所 静岡県磐田郡
まとめ
9月になり、秋の星座が見えるようになりました。今回は小さいのですが、
星座の形がわかりやすく印象的なさんかく座と渦巻銀河M33を紹介しま
した。
都会から離れた郊外に出かける機会があったらぜひ、眺めて見て下さい。
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