2021年の天文現象について 木星の衝突閃光を振り返る 続報!レナード彗星の尾の長さが60°の観測報告があります

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2021年も本日で終了です。

今回は、前回の2021年天文現象を振り返る 1月から8月の

ブログ記事に引き続き9月から12月の話題です。

この辺りは、最新記事とも重なりますので、主な天文現象

の時系列と関連記事のリンク画像で簡単に振り返ります。

今回は、木星の衝突閃光現象に着目してお話します。

また、海外では、レナード彗星の尾が60度の長さで

観測されたとの情報もありますのでその情報にも

触れます。

2021年の天文現象 9月から12月

9月14日 ブラジルのホセ・ルイス・ペレイラさんが、木星表面に

閃光を捉えた。SL9木星衝突以来8例目

ブラジルのホセ・ルイス・ペレイラさんが、木星表面に

閃光を捉えたと話題になりました。

衝突痕は確認されていないとの事。発光時刻は日本時間9月14日

7時39分でSL9木星衝突以来8例目との事です。 

9月21日 中秋の名月

分かりやすく解説!星空の楽しみ方 中秋の名月

10月15日 木星の衝突閃光が再び観測される。史上9例目の木星衝突イベント候補の発見

11月19日 部分月食(ほぼ皆既月食)

  静岡県T氏に撮影による部分月食

12月14日ふたご座流星群の極大日

12月14から15日かけて期待通りのZHR=100程度の

出現があったとの事です。(1時間辺り100個の流星

が見えた事になります。)14日23時に最も明るい

-8等のふたご群火球が観測されました。

   静岡県T氏による撮影画像 

12月 レナード彗星が明るくなる

速報!レナード彗星が明るく見える。 2021年中で最も明るい彗星。

速報!レナード彗星がバーストを繰り返し明るく尾が大きく伸びている

10月15日 日本で観測された木星衝突閃光について

10月15日に京都大学の有松氏が、のくせいの衝突閃光を捕らえた。

PONCOTSという新しい観測システムを用いて2色(波長505~

650nm可視バンド及び波長889mmメタンバンド)で同時撮像

されました。

この閃光現象の発生源ですが、閃光は直径数mから数10m程度の

小天体が木星大気に突入したことで発生するようです。

地球における火球に相当する現象であると考えられているようです。

の区政表面の衝突閃光を観測することは謎の多い太陽系の外側の

微小天体の解明に貢献するといわれます。

木星で発生する衝突閃光の頻度や閃光の明るさ、色を測定することで

どの程度の個数の微小天体が太陽系の外側に存在し、サイズや

特性を知る手掛かりになるというこれはすばる望遠鏡を用いても

太陽反射で検出可能な天体は数kmより大きなものになるので

貴重な観測手段になるかもしれません。

木星面への衝突らしき閃光 Youtube配信より

PONCOTOSについて

PONCOTOSは、今回の木星衝突閃光を捕えた観測システムで

アマチュア向けの小望遠鏡に民生品のCMOSカメラを活用して

リーズナブルな多色同時観測システムを構築したものである。

望遠鏡に波長の異なるフイルターを取り付けた複数のCMOSカメラを

取り付け同時観測する事ができるシステムのようである。

これも高感度でリーズナブルなCMOSセンサーの普及とPCのCPU、

ストレージ性能の向上しているため構築できたものである。

太陽系外縁部の謎にせまる取り組み木星の衝突閃光の観測と共に

太陽系の外側の天体の中でもひときわ遠方に位置するカイパーベルト

天体も観測目標にしているカイパーベルトには10億から100億の小天体

が存在するといわれる。

大半が数10km未満のサイズしか持たないため観測が困難である

そこで、恒星掩蔽を用いた検出法を用いる。

カイパーベルト天体が明るい恒星の手前を通過し掩蔽を引き起こす際の

恒星の光度変化を検出る事で直接観測のむつかしいカイパーベルト

天体を観測するという。

参考及び引用文献 月刊天文ガイド 2022年1月号 

レナード彗星の尾が60度の長さに及ぶという

星の好きな人のための新着情報によりますと12月29日に

暗いアタカマ砂漠の空で撮影されたレナード彗星の尾が60度におよぶ

との事です。

画像を拝見すると尾は長く不規則なねじれを認めます。

満月の大きさが約30分なので満月2個の大きさで1度になります。

60度では、満月120個を並べた大きさになります。

国内でも尾の長さがうお座のフォーマルハウトを越える長さで

撮影されております。

レナード彗星は1月3日に近日点を通過(太陽に最も近くなる)

しますので、その頃にはどんな状態に見える事になるでしょうか。

今後の動向も気になります。

関連記事リンク

The Further Tail of Comet Leonard 

星の好きな人のための新着情報 レナード彗星(C/2021 A1)の長大な尾 

2021年12月31日 

まとめ

2021年9月から12月に起きた天文現象について振り返りました。

その中で10月に起きた木星の衝突閃光に着目して

記事にしました。

11月に浜松市天文台で行われた講演会で国立天文台

の渡部潤一先生もこれから年に数回この木星衝突

閃光は観測されるだろうと言われておりました。

レナード彗星も日々変化が起こり見逃せない

天文現象です。

日本では、観測しにくい位置にあるのも残念です。

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私のこれまでの仕事や趣味の天文活動で得た専門知識や経験を用いて科学や天文学について、楽しくお話して行こうと思います。よろしくお願いします。

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