2021年がもうすぐ終わろうとしています。
新しい年2022年を迎える前に政府によって行われている
全ゲノム解析計画について触れたいと思います。
この計画は、2019年よりスタートしており、すでに個別
遺伝子治療や健診も行われており、2022年には、関連した
話題が日常に揚がってくると思います。
このブログにて全ゲノム解析計画について触れておきたい。
全ゲノム解析計画
がん患者や難病患者の(全遺伝情報)を解析する政府の「全ゲノム
解析等実行計画」が進んでいる。
その内容は、患者やその両親から腫瘍の一部や血液を提供してもらい
ゲノムを網羅的に調べる。
遺伝的な特徴と病気の関連が分かれば、新しい診断法や治療法が
見つかる可能性があります。
治療のむつかしいがんや患者数の少ないがん、診断のむつかしい
病気が対象になります。
ゲノム全体を解析する理由は、DNAにある遺伝子情報の中で
たんぱく質の設計図に当たる「遺伝子」と呼ばれる部分はほんの
数%にすぎません。
国内ではがん患者や難病患者の遺伝子を調べる検査は行われているが、
有効な治療や診断に結び付くケースは限られる。
より多くの情報を集めるため、遺伝子以外の全ゲノム情報を解析して
データを集めようと厚生労働省や研究者が考えました。
そして2019年より全ゲノム解析等実行計画が施行されることになり
ました。
全ゲノム解析が行えるようになった背景としては、コンピューターの計算
処理能力の飛躍的な進歩があります。
解析対象
2020年までに研究機関が保管するがん患者3750人、難病患者2500人の
保存済み検体を解析を行った。
2021年度には、新規がん患者600人を含めた1万800人の検体を解析する
計画である。
新規患者からは治療経過等の情報を集めます。
最終的な解析対象者は、10万人を越えると見込まれております。
患者のゲノムと比べるため、健康な人の検体も解析している。
解析結果
今後提供に同意する新規患者には解析結果を開示して診断や治療に
役立てる方針との事
伝える情報の範囲、当事者いがいの家族に伝えるか等は、厚労省
と専門家で「同意説明文書」を作成しその方針に従い開示する。
課題
ゲノムの解析結果は個人情報になるので安全に管理できる仕組みが
必要です。
解析結果が何を意味するのかを患者に分かりやすく説明する人材
の育成や差別や偏見を防ぐ教育制度作りも必要です。
参考及び引用文献 YoMoっと静岡 2021年7月11日
遺伝子解析による治療や健診が行われている
肺がんや乳がん等一部の癌では、腫瘍より特定のがん遺伝子異常
を調べてその結果に見合った分子標的薬の選択して治療を行って
いたが2019年よりがん患者の全ゲノム解析を行い、がん遺伝子
異常を解析してそれに見合った治療を行う遺伝子検査によりがん
個別化治療が実施されております。
また、健診においても血液検査より遺伝子検査を行い
がん遺伝子異常について調べる遺伝子変異に基づく個別化
健診プログラムを開設した病院もあります。
まとめ
2019年より今まで一部のがん遺伝子変異の解析から
全ゲノム遺伝子解析を実施されるようになりました。
これにより、更に詳しい遺伝子異常や遺伝子のメカニズム
がわかるようになるかもしれません。
すでにがんの個別化治療やがん健診プログラムも
行われます。
2022年には、この方面の話題が度々取り上げられる
かもしれません。
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