アトラス彗星は2024年4月に、アトラスプロジェクトの一つ
であるチリの望遠鏡によって発見された非周期彗星です。
発見当初より1月上旬頃に0等級の明るさになると予報されて
いました。
太陽に接近する頃には、0等級を超える予想以上の明るさに
なり話題に現在、話題になっています。
SOHOのLASCO C3の画像にも明るく大きな尾を伸ばす姿を
見せました｡
残念ながら日本では、この彗星は、見にくい位置にあります｡
しかし、地元のアマチュア天文家が、アトラス彗星の姿を
捉えていますのでここに紹介します｡
タイトル画像 太陽を通過するアトラス彗星
SOHOのLASCO C3の画像より
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太陽に最接近後にマイナス等級になる！
アトラス彗星は2024年4月に、アトラスプロジェクトの一つである
チリの望遠鏡によって発見された非周期彗星である。
1月中旬から下旬にかけて、アトラス彗星（C/2024 G3）
が0等級前後まで明るくなると予報されていました。
アトラス彗星は、1月13日に太陽に最接近しました。
SOHOのLASCO C3の撮影範囲に入る頃にアトラス彗星は
急増光し、大きな尾を伸ばしている姿が確認されました。
太陽を通過するアトラス彗星 SOHOのLASCO C3画像より
1月14日から18日の連続の画像
太陽面を通過後、彗星は南半球に見えるようになり
大彗星の貫禄を見せております｡
静岡県のアマチュア天文家がアトラス彗星を観測！
大彗星になったアトラス彗星ですが、日本では、太陽に近い位置にあり
観測がむつかしい対象です｡
彗星がマイナス等級のため、日中の空にアトラス彗星を撮影するアマチュア
天文家もおります｡
地元の遠州天体写真愛好会の田代貞氏が、このアトラス彗星の撮影に
成功しました｡
白昼のアトラス彗星 撮影日 2025年1月14日 撮影者 遠州天体写真愛好会 田代貞氏
越木平の西空に見えるアトラス彗星 撮影日 2025年1月16日
撮影者 遠州天体写真愛好会 田代貞氏
撮影条件と撮影者のコメント
南半球では見事な尾を持ったアトラス彗星が撮影されていますね。
日本では高度が上がらず薄明の中でかすかに見えただけで残念で
した。
18日以降は天候が悪く私の撮影は17日で終了しました。
画像は近日点を過ぎたばかりの彗星を14日の昼間に捕えたものと
もっとも条件の良かった16日に越木平で撮影したものです。
地平線上の空は強調処理をしていくと大気中のスモッグ（汚れた
空気層）が雲のように現れて淡い彗星の尾を包み隠してしまいます。
越木平は空が暗く標高も高いので多少写りも改善されています。
撮影データ
白昼のアトラス彗星
2025/01/14 11ｈ37ｍ MT250F6直焦点 GN26赤道儀で目盛環で導入
EOS6D（HKIR） 1/2000秒 iso100
3枚コンポジット
ノーフィルター トリミング PsCC2024
越木平からのアトラス彗星
2025/01/16 17ｈ41ｍ AskerFRA400（400ｍｍF5.6） SXP赤道儀
EOS6D（HKIR) 1/10×1shot iso200 Pscc2024
ノーフィルター 一部トリミング
まとめ
アトラス彗星は2024年4月に、アトラスプロジェクトの一つ
であるチリの望遠鏡によって発見された非周期彗星です。
発見当初より1月上旬頃に0等級の明るさになると予報されて
いましたが、太陽にに接近する頃には、0等級を超え、予想
以上の明るさになり話題に現在、話題になっています。
残念ながら日本では、この彗星は、見にくい位置にありますが、
地元のアマチュア天文家が、アトラス彗星の姿を捉えていま
した｡
今回はその彗星の姿を紹介しました｡
撮影者の遠州天体写真愛好会の田代貞氏には、当ブログ掲載
に辺り誌面にて感謝申し上げます｡
注）白昼に太陽に近い彗星を天体望遠鏡で観測するのは、大変
危険です｡望遠鏡で太陽を見ると失明する危険性があります｡
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