冬の空は、1等星が多く、空の透明度が良く1年で最も
美しく星が見える時期です。
夜半になると東の空には、夏の星座が見えてきます。
今回は、スマート望遠鏡によって撮影した惑星状星雲、
散光星雲を紹介します。
タイトル画像 M27 こぎつね座 惑星状星雲
SeestarS50で撮影
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SeestarS50で惑星状星雲を撮影
Seestarの対物レンズの有効径は、50mmです。焦点距離は
250mmで、F5になります。
系外銀河の撮影は、Seestar専用アプリから星雲星団撮影
モードを使用します。
アプリの検索モードより,撮影したい星雲店星団の名称を検索して
名称を呼び代GoToのボタンを押す事により、Seestarが自動導入
し、視野中央に目標天体が入ります。
撮影ボタンを押すと撮影を開始します。
およそ10秒単位で、スタッキングを繰り返します。
撮影時間をかかれば、スタッキングの効果により天体がはっきり撮影
できます。
M27 こぎつね座 あれい状星雲

M27 こぎつね座 あれい状星雲 SeestarS50撮影 2025年3月7日
こぎつね座ははくちょう座の南にある小さな星座
ですが、この星雲があるためよく知られています。
日本名では、あれい状星雲、海外では、Dumbel
Bell nebulaと命名されています。
メシエ天体の惑星状星雲の中では最も大きいもの
です。
現在、未明の東の空に見えます。
SeestarS50を用いて2分ほどのスタックですが、
あれい状の形状と色彩が表現されています。
IC2118 エリダヌス座 反射星雲

IC2118 エリダヌス座 反射星雲 VesperⅡ 静岡県 Jhousa氏
オリオン座のリゲルの西方、エリダヌス座の
領域に見えるリゲルの光による反射星雲
になります。
南北に3°以上の広がりのある星雲で、
全体が三日月型になります。
その形状から「魔女の顔(Witch’s face)」
とも呼ばれます。
以下撮影者のコメントです。
ちょっと前に撮ったけど、どうにも綺麗に仕上がらなかった
から放っておいたIC2118(魔女の横顔星雲)です。
星に照らされてるだけの反射星雲はフィルターを使えないか
らコントラストを上げた撮影ができないのが難点。
長時間かけても光害を撮影しているようなもの。
8時間近い露出で無理矢理強調して汚い画像がなんとかできた。
VESPERA2でモザイク撮影だと、普通に赤道儀に載せた撮影
機器と比べて露出が無駄に延びる。
1の画角で1時間だとすると、モザイクは3×3で9の画角の
撮影になるから普通の撮影の9倍の露出が必要になる。
8時間近くかけた露出も実は1時間に満たない露出なんだよね。
時間がかかるのはマルチナイトモードとか、スマート望遠鏡の
手軽さでほぼほったらかしだから気にならないんだけど、問題
は画像のフラット補正。
3×3のモザイク撮影をすると、三目並べのマス目のようなムラ
ができる。
この補正がムチャクチャ厄介。
反射星雲を長時間モザイクすると、3×3のマス目模様のほうが
ハッキリ写るようになってきて星雲が逆に埋もれてしまう。
自前でモザイク合成すれば良いんだけど、2千~3千枚の合成
はイヤだ…。
転送だけでも時間がかかるし。
とにかく手軽さ最優先でいくのであった。
まとめ
今回は、冬の夜半の夜空に見える惑星状星雲、反射星雲を
話題のスマート望遠鏡で撮影した画像を紹介しました。
いずれも市街地の中で撮影されたものです。
深宇宙の姿を手軽に撮影できるのもスマート望遠鏡の魅力
です。
8時間もの労力をかけて撮影した画像を提供して頂いた
静岡県のJhosua 氏に誌面にて感謝します。

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