今回は、静岡県のアマチュア天文家
の掛井亘氏が、超新星捜索中に不思
議な移動天体を捉えた手記をご紹介
します。
超新星捜索中に見えたミステリアス
な天体現象です。
タイトル画像
静岡県の掛井亘氏が捉えた不思議な
光跡(画像下側)
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謎の光跡について
ここより掛井亘氏の手記になります。
3月21日のことである。
この日は午前零時20分(24時20分)から捜索を
開始した。
場所はURANOMETORIA星図の238番。
座標で言うと赤経11時56分から12時36分・
赤緯+6度から-6度の範囲で、おとめ座の
一角 になる。

この辺りは捜索ロボットの守備範囲で 超新星に
限らず突発天体の検出には不利な面もあるが、
天球上の捜索場所が限られる自宅ベラ ンダで
は贅沢も言っていられない。
常用している C8 ではなく、普段遠征用にして
いる銀次 (15cm、F4)とSV405CCの組み
合わせであった。
まずNGC4045 から撮像を開始。
天球上の西から東に向けて次から次へと撮像。
そして NGC4480の撮像を開始した時、異変が
起きた。
最初、銀河(NGC4480)の南に 10’の位置に
比較用画像にない少しぼやけたような星像を
認めた。
「なにかな?」と思いながら見ていると、8秒
露出の画像がスタックされるたびに少しずつで
はあるが移動しているように見える。
「動きの遅い人工衛星かな?それともやけに移動
の速い小惑星なのか?だとすると厄介だな。」と
考えながらディスプレイを見ていると、徐々にで
あるが東に向かって伸びていた像が北に向かって
移動を始めた。
このまま手をこまねいてみていても仕方ないため、
26枚(3分28秒)で一旦画像を保存することに。
保存が終わり元の画面に戻るとまだ微妙な孤を描
きながら北上を続けていた。
とりあえず4分56秒で露出を終え、ほんの僅か位置
をずらし次の画像撮像に移ることに。
すると、 先ほどまでくっきりと光跡を描いていた像が全く
見当たらなくなっていた。
まるで狐につままれた気分であった。

掛井亘氏が、捉えた謎の光跡(画面下)
画面中央は、NGC4480
次回へ続く
天文同好会会誌「浜松スペースハンタークラブ」会報
第200号より引用
まとめ
今回は、静岡県のアマチュア天文家
の掛井亘氏が、超新星捜索中に不思
議な移動天体を捉えた手記をご紹介
しました。
超新星捜索中に見えたミステリアス
な天体現象です。
次回、この謎の光跡について更に
紹介していきます。

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