写真用鏡筒として注目を集めて
いる「Askar FRA400」
口径72mm・焦点距離400mmという
コンパクトな設計ながら、フラットナー
内蔵の5枚玉構成により、本格的な星像
を実現するアストログラフです。
遠州天体写真愛好会の田代貞氏による
作例としてかもめ星雲(IC 2177)」
と「アトラス彗星(C/2024 G3)」
をご紹介します。
「小口径・軽量なのに写りは本格派」と
いうFRA400の実力を、田代さんの
実際の撮影画像にてご紹介していきます。
タイトル画像
かもめ星雲(IC 2177)」
撮影者 田代貞氏
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Askar FRA400で切り取る星雲星団の名所
冬の空を彩る大型散光星雲「かもめ星雲
(IC 2177)」と、2025年1月に大彗星
として話題をさらった「アトラス彗星
(C/2024 G3)」を、私の愛機 FRA
400(タカハシ・ジュミコン FRA400)
で撮影しました。
広域・高コントラストな星雲の美しさと、
太陽を接近後に急増光してmultiple tail
を伸ばした彗星の迫力をお楽しみください。
かもめ星雲(IC 2177)

かもめ星雲(IC 2177)の特徴
| 項目 | 内容 |
| 正式名称 | IC 2177 |
| 星座 | いっかくじゅう座~おおいぬ座境界 |
| 種類 | 散光星雲(HⅡ領域) |
| 広がり | 約3度(バラ星雲よりひと回り大きく、南北差渡し85’=満月の3倍近く) |
| 特徴 | 赤い星雲が「翼を広げた鳥」の形に似ている |
| 肉眼確認 | 困難(主にHα線で輝くため) |
| 撮影適期 | 冬(南中高度40度前後・透明度の良い夜が推奨) |
■魅力ポイント
鳥の翼のようなドラマチックな形
赤いHⅡ領域を中心に、青色の反射
星雲も所々にあり、カラフルな広が
りが見られます 。
■標準レンズでも容易に確認可能
広がりが大きいため、冬の天の川写真でも
容易に姿を確認でき、200mm以上で「翼」
がはっきり写ります 。
FRA400の広角・高コントラストで「鳥の形」
が際立つ
FRA400のF2.8という超広角・高透過率で、
薄暗いHα線もシャープに捉え、星雲の輪郭が
美しく浮かび上がりました。
アトラス彗星(C/2024 G3)



遠州天体写真愛好会HPより引用
アトラス彗星(C/2024 G3)の特徴
| 項目 | 内容 |
| 正式名称 | C/2024 G3 (ATLAS) |
| 発見日 | 2024年4月5日(チリ・ATLASプロジェクト) |
| 種類 | 長周期彗星(サングレーザー分類) |
| 近日点通過 | 2025年1月(0.093天文単位・超接近) |
| 最大亮度 | 近日点通過時**-1等級以上**(肉眼で清晰・大彗星) |
| 尾の特徴 | 複数に分かれた塵の尾+イオンの尾 |
| 観測期間 | 17日ごろまでマイナス等級、19日ごろまで1等級・双眼鏡・撮影可能 |
魅力ポイント
近日点通過時に0等級を超え、太陽通過後には
マイナス等級に急増光。尾は複数に分かれて
大きく長く伸びました 。
日本では、観測条件が悪かったんですが、
それにも関わらず、彗星の姿をしっかり
とらえております。
超低空・短時間観測の挑戦
東の超低空(ほぼ水平線)で、晴れた朝方・
薄明前の短時間で撮影・観望できる「緊張感
ある体験」 。
関連記事リンク
FRA400の購入は
Askar FRA400は、利用しやすい楽天やアマゾン
から購入可能です。
購入リンクを紹介しました。
楽天からは
Amazon からは
まとめ
Askar FRA400は、単なる入門用にとどまらない
“実戦型アストログラフ”と言える存在です。
田代氏の作例が示す通り、小型軽量でありながら、
星雲の繊細な構造や色彩をしっかりと描き出す性
能を備えています。
遠征撮影から自宅での気軽な撮影まで、幅広い
シーンで活躍できる一本として、非常に完成度の
高い鏡筒です。
撮影画像を提供して頂きました田代氏にて感謝致し
ます。

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