銀座ソニーパークで開催されている「100.80.
60.展」に足を運び、ソニーと銀座の歩みを体
感してきました。
本展は、時代ごとのプロダクトやカルチャーを
通じて、ソニーが社会や生活に与えてきた影響
を立体的に見せてくれる内容になっており、非
常に見応えがあります。
今回は、1960年代・70年代の銀座と
SONYを軸に紹介します。
60年代は、家庭用テレビの普及とともに
銀座にソニービルが建築
70年代は、ウオークマンの登場、YMO
のテクノポップの登場などがあります。
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60年代:銀座と,まぶしさ
1960年代。
この時代はテレビの普及が急速に進み、日本の
家庭に「映像文化」が根付き始めた重要な転換
期でした。
ソニーはトランジスタ技術を活かしたテレビ開発
で存在感を高め、同時に銀座の象徴ともいえる
「ソニービル」を1966年に開業します。
ソニービルは単なる商業施設ではなく、最新技術
や文化を発信するショーケースとして機能し、銀
座という街のイメージとも強く結びついていきま
した。
また、音楽分野でもソニーの存在感はこの時期から
拡大していきます。
後のソニーミュージックにつながる事業の基盤が築
かれ、ハードとコンテンツの両輪で価値を提供する
現在のソニー像の原型が見えてきます。


ソニーはトランジスタ技術を活かしたテレビ開発
を進め、家庭用テレビを普及させていきます。
メデイアがラジオからテレビに移行していく
時期になります。

1964年の銀座ソニービルの模型

1964年に銀座数寄屋橋にソニーショールーム
として銀座ソニービルが建設。
これが、現在のソニーパークビルの前身と
なる建物です。

ソニービル開館の宣伝広告

1968年 CBS・ソニーミュージック
株式会社が設立
街に満ちる光と同じように、時代の
気分を選ぶものとして、音もまた、
近づいてきた時代である

「100.80.60.展」の会場の様子
1970年代 銀座と歩く
1970年代に入ると、展示は一気にポップで
エネルギッシュな雰囲気へと変わります。
この時代を象徴するのが「ラジカセ」の登場
です。
ラジオとカセットテープレコーダーを一体化
したこの製品は、音楽を「持ち歩く」「共有
する」という新しいスタイルを生み出しまし
た。
街角や公園で音楽を流す若者たちの姿は、
まさに時代のアイコンといえるでしょう。
そして1979年、ソニーは音楽体験をさらに
個人的なものへと進化させる「ウォークマン
」を発売します。
ヘッドホンで音楽を聴きながら街を歩くとい
うスタイルは、それまでの常識を覆し、世界
中に広まりました。
音楽は「みんなで聴くもの」から「自分のため
に聴くもの」へと変化し、この価値観の転換
は現在のスマートフォン文化にもつながって
いると感じます。
同じく1970年代後半には、テクノポップユニ
ットYMO(イエロー・マジック・オーケスト
ラ)が登場し、音楽シーンに革新をもたらし
ました。
シンセサイザーやコンピューターを駆使した
サウンドは、それまでの音楽の枠を大きく
超え、国内外に強い影響を与えます。
ソニーの音響技術や録音技術の進化と、
こうしたアーティストの創造性が共鳴
し合って、新しいカルチャーが生まれて
いったことが実感できます。



1970年 ラジカセ1号機 「CFM-8120」が登場
これにより、ラジオ録音が手軽になりました。


ソニーのカセットコーダー「TCM-100」
シリーズ(通称プレスマン)は1978年
発売で、初代ウォークマン(TPS-L2、
1979年7月発売)の原型とされる機種
です。(画像左)
ウオークマンの登場は画期的でした。
いつでも、どこでも音楽を楽しめる事
ができるようになりました。

この頃の記憶媒体はカセットテープ
筆者も今でも、この当時の録音した
カセットテープを多数保存しており
ます。

1979年。
YMO(イエロー・マジック・オーケストラ)
が登場。
先鋭的なテクノ・ポップで当時、一大ヒット
になりました。
今でも、根強いファンがいるアーテイスト
グループです。
この時代を象徴するポップ・カルチャーに
なります。
いとうせいこう氏が、1970年代に登場した
YMOについてのエッセイを会場内にて
紹介しております。
関連記事リンク
銀座ソニーパーク 100・80・60展開催中
ブログで紹介しました「100・80・60展」
は、只今、銀座ソニーパークビルで絶賛開
催中です。
開催期間は、5月31日までです。
関連先リンク
まとめ
今回の展示を通じて感じたのは、ソニーが単なる
電機メーカーではなく、「体験」や「文化」を生
み出してきた存在であるという点です。
そしてその発信拠点としての銀座もまた、時代
とともに進化し続けてきました。ソニービルか
らソニーパークへと形を変えながらも、その精
神はしっかりと受け継がれています。
「100.80.60.展」は、技術史としてもカルチャ
ー史としても非常に興味深く、ソニーに馴染みの
ある方はもちろん、そうでない方にも新たな発見
をもたらしてくれる展示でした。銀座を訪れる機
会があれば、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょ
うか。
次回は、1980年代以降を紹介します。
この頃になるとソニーの見慣れた、
愛用した商品や記憶に残る銀座の
風景が登場するのではないでしょ
うか。
このブログ記事を機会にご一緒に
銀座やソニーの歴史や魅力を
共有できることをうれしく
思います。

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